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2019 年度 研究成果報告書

T細胞最終分化系譜の分子機構の解明と腫瘍免疫への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17K07215
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腫瘍治療学
研究機関大阪大学

研究代表者

藤木 文博  大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (40456926)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードターミナルエフェクター / 癌免疫療法
研究成果の概要

癌免疫療法の効果を増強するために、効率的なメモリーT細胞の誘導が求められる。本研究ではT細胞がターミナルエフェクターT細胞に分化する責任遺伝子を同定した。この遺伝子をT細胞に強制発現させると、T細胞の増殖能が低下しアポトーシスが亢進した。一方で、発現抑制することでターミナルエフェクターT細胞の増殖能やアポトーシス抵抗性が回復した。したがって本研究で同定した遺伝子は癌免疫療法の効果を増強する標的となりうる。

自由記述の分野

腫瘍免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、癌免疫療法は癌治療の一つとして急速に発展してきた。しかしながら、その効果は限定的であり、その理由の一つとして患者の癌細胞を攻撃する免疫細胞の「質」が低下していることが明らかとなっている。本研究では、この免疫細胞の「質」が低下する責任遺伝子を同定した。この成果は将来、より強力な癌免疫療法の開発につながると期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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