がん遺伝子パネル検査「東大オンコパネル(Todai OncoPanel)」のための解析パイプラインを開発した。融合遺伝子・エキソンスキッピングの変異検出に加え、発現量の定量、既知の融合遺伝子の有無確認など検査を想定したものとなっている。実際、肺がんや肉腫など180症例以上を解析し、病理診断時には原因を特定できなかった検体から疾患原因融合遺伝子が検出や、新規の融合遺伝子の検出を可能にしている。このパイプラインを用いた結果はCancer Sci. 2019; 110:1464-1479に報告している。
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