本研究では、標的分子の構造を、生合成経路の出発物質に対応する部分構造である生合成単位(BU)に自動的に分解する予測ワークフローを開発した。本ワークフローでは、出発物質、主要中間体、およびそれらの誘導体を含む生合成単位ライブラリ(BUL)を使用する。KEGG PATHWAY から出発物質を取得し、765 個の BU を BUL に登録した。次に、これらのBUの組み合わせを最適化した。提案ワークフローの性能を評価するために、KEGG二次代謝マップに含まれる943個の分子を用いた結果、約95.8%の903分子が正しく分解された。また、90.7%の分子については、1 分以内に計算を終えることができた。
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