ソルガムは世界五大穀物の一つであり、環境ストレスにも強いため、バイオエタノール生産植物として注目されている。ゲノム配列以外の情報リソースに不足しており、高糖性・高バイオマス研究への応用や、環境ストレス耐性メカニズムの解明のための情報基盤整備として、ソルガムのデータベースを更新した。本課題では、糖蓄積器官の異なる2系統の発現比較を行なうことで、品種間の発現量、転写制御の比較を進めた。複数のトランスクリプトーム解析手法を組み合わせることで、効率的に糖・デンプン合成遺伝子群の転写ネットワークの解析を進め、MOROKOSHI(http://sorghum.riken.jp)を通じて結果を公開している。
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