細胞内分解機構マクロオートファジーを担う膜小胞オートファゴソームの形成は、扁平に伸長した一重膜小胞が球状に湾曲したのちに閉じ、最後には膜分裂が起こり二重膜となって完成することが知られている。本研究では、ESCRTタンパク質複合体がオートファゴソーム形成における膜分裂を担っていることを明らかにした。また、三次元光-電子相関顕微鏡法(3D-CLEM)によりオートファゴソームの開閉を精度よく評価する方法を確立した。さらにオートファゴソーム形成中の膜変形過程について、数理モデルを参考にして理解を進めた。
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