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2019 年度 研究成果報告書

光駆動型ナトリウムポンプ:イオン輸送素過程の解明と機能改変の試み

研究課題

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研究課題/領域番号 17K07326
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 機能生物化学
研究機関北海道大学

研究代表者

菊川 峰志  北海道大学, 先端生命科学研究院, 講師 (20281842)

研究分担者 宮内 正二  東邦大学, 薬学部, 教授 (30202352)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードロドプシン / ナトリウムポンプ / 過渡吸収分光法 / フォトサイクル
研究成果の概要

光で駆動されるNa+ポンプ(NaR)の分子機構解明を目指した研究を行い、以下のことを明らかにした。1) 光励起されたNaRは、K、L、M、O1、O2、N、NaR´中間体を順に経由する光反応サイクルを周り、O1生成時にタンパク質内部の水和とともにNa+を取り込み、その後、不可逆的な過程でO2に移行し、その崩壊時にNa+を放出する。2) N末端が短い新規のNaRは、Na+に加えて、K+をも輸送する。

自由記述の分野

生物物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞膜には、多くの物質輸送タンパク質が存在し、細胞の恒常性維持に貢献している。本研究で研究対象としたNa+ポンプ型ロドプシン(NaR)は、そのような輸送タンパク質の一つであるが、通常のタンパク質とは異なり、光で瞬間的に活性化できる利点がある。この特徴を生かした解析を行い、Na+輸送時に起こる一部の要素反応を明らかとした。また、新規のNaRの分子特性解析を通して、輸送イオン選択機構の一端を明らかとした。

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公開日: 2021-02-19  

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