今後の研究の推進方策 |
1. 酸化ストレスに対するヒトNgbの細胞保護作用におけるトリプトファン(Trp)の生理的意義の解明 インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO1)などのトリプトファン(Trp)代謝酵素及びトリプトファニルtRNA合成酵素(TrpRS)がヒトNgbと相互作用するのかどうか解析を行う。さらに、ヒトNgbの酸化ストレスに対する細胞保護作用におけるそれら蛋白質間相互作用の重要性を明らかにすることに挑む。
2. グロビン蛋白質によるG蛋白質の活性制御機構の探索 本研究では、G蛋白質としては、三量体G蛋白質αサブユニット(Gα)であるGαi/o, Gαs, Gαq、及び、低分子量G蛋白質であるRas, Rab, Rho, Racを中心に、また、グロビン蛋白質として、ニューログロビン以外のヘモグロビン(Hb)、Hbαサブユニット、Hbβサブユニット、ミオグロビン、サイトグロビン、及び、アンドログロビンをターゲットに網羅的にG蛋白質制御因子としての可能性を探索する。
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