• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

リソソームアミノ酸輸送体Spns1によるmTORC1およびオートファジー制御

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K07380
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 細胞生物学
研究機関新潟大学

研究代表者

葛城 美徳  新潟大学, 医歯学系, 助教 (60401759)

研究分担者 永森 收志  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (90467572)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードオートファジー / トランスポーター / p62 / Spns1 / マウス
研究成果の概要

①オートファジーで得た産物を細胞質に供給する仕組みは不明な点が多く、我々はSpns1が、この役割に関与することを示す以下の結果を得た。すなわち、(1) Spns1がリソソーム膜に局在し、オートファジー回復期のmTORC1の再活性化に必要であり、(2) Spns1の肝臓特異的欠損マウスでは肝臓の炎症や肝肥大を伴い、この肝細胞内で異常オートファジーに特徴的なp62の蓄積等を認めた。さらに、(3)メタボローム解析を行った上で、Spns1の輸送基質同定を試みた。
②p62によるユビキチン化蛋白質凝集や、ストレス顆粒の形成にUSP10やG3BP1が関与し、いくつかの神経変性疾患に関与することを報告した。

自由記述の分野

細胞生物学、がん

研究成果の学術的意義や社会的意義

①細胞生物学的および実験動物病理的な結果から、Spns1がオートファジーに関与することを強く示唆する結果を示した。また、本研究で作成したSpns1KOマウスやfloxマウスは、有用な研究リソースとなりうる。
②USP10やp62がどのようにして神経変性疾患(パーキンソン病やアルツハイマー病)に関与するのかはまだよくわかっていない。USP10に注目しているのはほぼ当グループのみで、先行研究はない。さらにUSP10やp62などの働きに注目して研究を進めていきたい。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi