Rab1がGM130の2カ所に結合しY字型とI字型の構造変化に関わる可能性が示唆された。Rab1によってGM130の会合状態や膜結合状態の調節が起こる可能性がある。DSGを用いた架橋実験により,YIPF1が26kDa,66kDa,YIPF2は22kDa,YIPF6は17kDaのタンパク質と結合していた。一過性発現させたYIPF6はリソソームでは分解されず,ERAD経路で顕著に分解されていた。動物界を含むホロゾア系統では6種のYIPFが保存して存在することが明らかとなった。ホロゾアではヒトYIPFと同様3種のYIPF複合体が存在し,ゴルジ体の上流,中流,下流に分極して存在することが示唆された。
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