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2019 年度 研究成果報告書

特定外来種ツマアカスズメバチの食性と繁殖性を利用した防除の検証試験

研究課題

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研究課題/領域番号 17K07575
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生態・環境
研究機関京都産業大学

研究代表者

高橋 純一  京都産業大学, 生命科学部, 准教授 (40530027)

研究分担者 大庭 伸也  長崎大学, 教育学部, 准教授 (20638481)
熊野 了州  帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (90621053)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードツマアカスズメバチ / 侵略的外来種 / 対馬市 / 繁殖干渉 / ミトコンドリアDNA / キイロスズメバチ
研究成果の概要

対馬、壱岐、北九州、大分に侵入した特定外来種ツマアカスズメバチについてミトコンドリアDNAの全長解析から国内に侵入した個体間には遺伝的変異は存在しないこと、自然分布地の中国、台湾、ベトナム、中国浙江省の個体と一致することがわかった。食性は樹冠に生息する昆虫類であることをDNAバーコーディング法により明らかにした。捕獲トラップは地上部よりも、樹冠10m付近が最も多く捕獲することができた。繁殖は、主に樹冠で交尾をするキイロスズメバチと交雑をしており、在来種に対して繁殖干渉を行っていることがわかった。

自由記述の分野

昆虫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

国内に侵入した侵略的特定外来種ツマアカスズメバチの防除および根絶のため食性、繁殖生態、侵入起源、生態系への影響について分子生態学的手法を用いた調査を行った。DNAバーコーディング法により、樹冠に生息する小型昆虫を主に捕食していることがわかった。在来種キイロスズメバチとの交雑が起きており、繁殖干渉が起きていることが確認された。また、国内で侵入事例のある地域のうち、対馬市、壱岐市、北九州市、大分市の個体のミトコンドリアDNA全長解析をしたところ、これらの個体間には変異がみられないことから同一起源であること、また中国東部の個体と配列が完全に一致することから、この地域を起源であることが推定された。

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公開日: 2021-02-19  

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