本研究は、トレニア属植物について現在利用可能な遺伝資源の評価をした上で、新たな育種素材を創出すべく新規利用の原種を含む6種(T. fournieri、 T.concolor、T.baillonii, T.bicolor、T.siamensis、T.hirsutissima)で種間交雑を試み、胚救出法を用いて14交配組み合わせで後代を得、さらに三元交配を試み変異の幅が拡大できることを示した。得られた新規交配種の形質を評価するとともに,それらの簡易な栄養繁殖法と凍結保存による遺伝資源の保存法を確立した。
|