バラ‘イブピアッチェ’ 、‘サムライ08’、‘ブリランテ’を供試して、アーチング栽培を行った。切り花収穫のピーク間隔は栽培温度が高いほど小さくなった。日射量と収量との間には正の回帰が認められた。栽培室内の加湿によって切り花本数、総切り花重が増加する傾向が認められた。 供試した3品種ともに品質保持日数には季節変動が認められ、その程度は品種間で異なった。切り花の栽培環境と品質保持日数との関係を主成分分析により解析すると、3品種ともに品質保持日数と栽培温度および日最大蒸気圧欠差との間に正の相関が認められ、低湿度下での栽培が水分状態の維持を通して日持ち性を向上させることが示唆された。
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