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2019 年度 実施状況報告書

遺伝と環境で共通に制御される花弁長決定要因の探索

研究課題

研究課題/領域番号 17K07658
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

川勝 恭子  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜花き研究部門, 主任研究員 (60581733)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード花弁 / 大きさ / トルコギキョウ / QTL
研究実績の概要

花弁サイズ決定因子の決定に向けて昨年度取得した多検体のDNAを用いてRAD-Seq解析を行った。リファレンスゲノムにマップされたリードのみを選抜後、多型を示す遺伝子座を抽出し、130個体以上で遺伝子型が判明した約2000座の情報を用いて連鎖解析を行ったところ、最小LODスコア9で36連鎖群からなる連鎖地図が構築された。
次に、今後の遺伝解析に用いるため、参照ゲノムから抽出した繰り返し情報を含む領域を増幅可能なプライマーセットを用いて、花弁サイズの異なる2系統間の多型を探索し同定した。
さらに昨年度に取得した花弁形成時転写産物に関して、リファレンスゲノムにマップしアノテーションを付与した。機能アノテーションにはKOG、swissprot,Araportの各データベースを用いた。花弁形成6ステージ別の花弁と、6部位(葉、苞葉、根、茎、栄養成長期分裂組織、花成誘導期間分裂組織)の転写産物情報を取得し可視化した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

遺伝子アノテーションのステージを細かく設定したため、QTL解析がやや遅れている。

今後の研究の推進方策

表現型値および遺伝子型を用いてQTL解析を行う。座乗位置が明らかになった際には、近傍の発現遺伝子を調査する。

次年度使用額が生じた理由

転写産物機能アノテーションと時空間発現パターンを詳細に解析したために、当初予定のQTL解析の計画がやや遅れ、使用計画の変更が生じた。次年度は、QTL解析に必要な理化学機器や試薬に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] トルコギキョウ花弁サイズに対する温度の影響2019

    • 著者名/発表者名
      川勝恭子、牛尾亜由子、道園美弦、福田直子
    • 学会等名
      園芸学会

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公開日: 2021-01-27  

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