研究成果の概要 |
イネはマンガントランスポーターであるOsNramp5を介して根からカドミウム(Cd)を吸収する。ダイズやコムギもNramp5のオルソログタンパク質を介してCdを吸収するのかどうか、調査した。イネ同様、ダイズやコムギのNramp5も原形質膜に局在した。ダイズのGmNramp5はCdとMnを輸送したが、コムギのNramp5(TaNramp5A, 5B, 5D, TdNramp5A, 5B)はほとんど輸送活性を示さなかった。このことから、コムギは他のトランスポーターを介してCdを吸収している可能性が示唆された。
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