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2019 年度 研究成果報告書

植物の窒素栄養恒常性維持の分子メカニズム

研究課題

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研究課題/領域番号 17K07705
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 植物栄養学・土壌学
研究機関名古屋大学 (2018-2019)
国立研究開発法人理化学研究所 (2017)

研究代表者

木羽 隆敏  名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (20532097)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード窒素栄養 / 恒常性 / 窒素欠乏 / 転写制御
研究成果の概要

植物が生命活動を安定的に維持するためには、外環境と体内の窒素栄養状態に応じて個体の窒素栄養恒常性を保つことが極めて重要である。窒素栄養恒常性は、窒素充足応答と窒素欠乏応答のバランスにより維持されるが、本研究では窒素欠乏応答の側面からアプローチし、これら2つの応答のバランス制御を司る転写因子群NIGT1sを同定した。またNIGT1sは窒素応答とリン応答を統御するハブ因子として働き、窒素-リン栄養バランスの最適化に関与することも明らかにした。

自由記述の分野

植物栄養学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、古くから研究されてきた植物の窒素栄養応答の仕組みについて新たな分子メカニズムを明らかにした。また植物が複数の栄養応答を統御するメカニズムも解明しており、学術的意義は大きいと考える。
近年窒素やリン肥料の過剰な使用が、コスト高を招いているだけでなく深刻な環境問題をも引き起こしており、世界的に低インプット型持続的農業への移行が求められている。本研究成果は、野生種植物の高効率栄養獲得と利用のメカニズムの一端を明らかにしたものであり、低インプット型持続的農業に適した優良栽培作物創出につながると期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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