研究課題/領域番号 |
17K07783
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物有機化学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
室井 誠 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 専任研究員 (30261168)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 阻害剤 / 標的分子 / 代謝 / インフォマティクス |
研究成果の概要 |
がん代謝に作用する化合物は、がん代謝の制御機構を明らかにすることに役立つ他、新規抗がん剤の創出につながることが期待される。2次元電気泳動によるプロテオーム解析を用いた薬剤作用解析システムであるChemProteoBaseを改良することによって、代謝阻害剤評価解析システムを構築することを目的として研究を行った。解糖系酵素タンパク質など代謝に関するスポットの発現量を解析することによって、阻害剤の代謝に及ぼす作用を評価するシステムを構築し、新規化合物の標的を明らかにした。
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自由記述の分野 |
ケミカルバイオロジー
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々なスクリーニングで取得された生理活性物質の標的を同定することは、抗がん剤をはじめ新しい薬の開発につながる他、その過程に関与する新しい生命現象の解析に役立つ。しかし、標的を同定することは容易ではなく、様々な手法が開発されてきた。本研究の2次元電気泳動を用いたプロテオーム解析に基づく代謝阻害剤評価解析システムを用いることによって、がんを標的とした作用未知の化合物の迅速な作用解析が行えることが期待され、薬学、応用微生物学、天然物化学の研究進展にも寄与できると考えられる。
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