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2020 年度 研究成果報告書

熱処理木材の接着特性の解明と木質材料への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 17K07872
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 木質科学
研究機関東京農工大学

研究代表者

近江 正陽  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (70233020)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード熱処理 / 接着 / パーティクルボード / 耐久性 / 寸法安定性
研究成果の概要

熱処理により耐久性を付与した木材の接着性を評価した。その結果、木材を熱処理することで接着性が低下する接着剤があった。さらに、接着性の評価からレゾルシノール系樹脂接着剤およびフェノール樹脂接着剤を用いて熱処理した木材小片から木質材料の1種であるパーティクルボードを製造し、ボードの耐久性及び耐腐朽性を明らかにした。木材小片の熱処理温度の増加に伴って、曲げ強さが低下する半面、耐水性と耐腐朽性の向上が認められた。

自由記述の分野

木質材料学

研究成果の学術的意義や社会的意義

熱処理は木材資源の耐久性等を改良する方法として用いられている。一方、パーティクルボードは木質資源のリサイクルで製造され、長期的に炭素を固定することから地球温暖化の防止に寄与する材料と位置付けられるが、その低い耐久性から用途が限られていた。本研究では熱処理によって耐久性、耐腐朽性を付与した木材について、その接着性を評価し、その結果に基づいてパーティクルボードについて調製し、その物性、耐久性等を評価した。結果として、熱処理した木材パーティクルで製造したパーティクルボードは耐久性等が高くなることが明らかとなった。これらの結果は木質資源の利用用途の拡大と地球温暖化の防止に寄与するものである。

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公開日: 2022-01-27  

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