研究成果の概要 |
免疫系遺伝子TNF-alpha, IL-1beta, CCケモカイン(CCL18L, 19, 25L)、CXCケモカイン(CXCL11)の発現に概日リズムが存在することを明らかにした。また、これらの免疫系遺伝子の転写調節領域には、時計遺伝子応答配列が存在することを明らかにした。続いて、時計遺伝子Bmal1:Clock1はTNF-alpha遺伝子の転写調節領域に結合し、発現制御を行うことを明らかにした。さらに、リズムを有する免疫分子の発現は、発現リズムの頂点位相を示す時間帯に免疫刺激をすることで強く誘導されることが確認された。以上の結果より、魚類の免疫応答には概日制御が存在することが示唆された。
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