研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、契約生産の進んでいる米国の実態を検討しつつ、相対評価方式を巡るコンフリクトの著しい韓国、独自の動きを見せる日本型の契約生産、そして近年急速な拡大を見せる中国やベトナムの初期段階の契約生産との比較検討を通して、経済効率性と公平性の両立の観点から、東北アジアにおける契約生産のあり方を模索・提案することである。
農業経済
以下の3つがあげられる。①契約生産がもっとも進んでいる米国の経験・事例を踏まえつつ、東北アジアにおける契約農業のあり方を模索したこと、②「経済性と公平性との両立」の観点から契約生産のあり方を模索したこと、③契約生産の発展段階を規定する社会・経済的条件を究明し、東北アジアに適した契約農業のモデル(経済性と公平性との両立の仕組み)の提示を試みたこと