研究課題/領域番号 |
17K07966
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
品川 優 佐賀大学, 経済学部, 教授 (10363417)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 米 / トゥルニョク経営体 / 農業構造 / 直接支払い / 二毛作 |
研究実績の概要 |
本研究は,韓国において米を関税化した際に政府が打ち出した,米産業発展対策による米産業の競争力強化の検証をテーマとしている。 今年は,昨年に引き続き,米産業発展対策において構造政策の1つとして推進するトゥルニョク経営体に焦点をあてて考察した。トゥルニョク経営体は,日本の集落営農を参考に立ち上げた農業生産組織であり,経営規模を基準として,その範囲内での協業・共同組織を追求したものである。昨年は,平地を対象に全羅北道の群山市での調査をおこなったが,今年は山間に位置する慶尚北道の亀尾市ならびに尚州市を対象に調査をおこなった。 ただし,今年は日韓関係の悪化もあり,調査は1月末にまでずれ込んだため,調査後の整理及びその考察については,これからおこなうことになる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
日韓関係に悪化により,調査機会をつくるのに,慎重を期したため。また,2月からは韓国でも新型コロナウイルスの影響が激しく,訪韓自体も難しい状況にあるため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き現地調査をおこなう予定であるが,日韓双方の新型コロナウイルスの影響次第である。
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次年度使用額が生じた理由 |
日韓関係の悪化と,2月以降の韓国での新型コロナウイルスの発生,遅れての日本での発生により,想定通りの調査ができなかったため。 次年度においても,新型コロナウイルスがどの程度終息するのか次第のため,使用計画を立てづらい状況にある。
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