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2019 年度 研究成果報告書

農業・農村を基盤としたアグリセラピーを契機とした共生福祉社会の展開可能性

研究課題

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研究課題/領域番号 17K07987
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会・開発農学
研究機関茨城大学

研究代表者

中川 光弘  茨城大学, 農学部, 教授 (30302334)

研究分担者 矢口 芳生  福知山公立大学, 地域経営学部, 教授 (70302908)
高橋 京子  大阪大学, 総合学術博物館, 准教授 (00140400)
内田 晋  茨城大学, 農学部, 准教授 (30631014)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードアグリセラピー / 共生福祉社会 / 農福連携 / 食農業教育 / グリーンケア
研究成果の概要

アグリセラピーを契機とした共生福祉社会の展開可能性について検討した。農業は食料供給だけでなく、自然と人間、社会と個人、個人の身体と心の繋がりを回復させ、健康を促進させることを、事例研究を通じて確認した。農業の持つ治癒機能を「アグリセラピー」と命名し、(1)食養生、(2)運動療法、(3)心理療法、(4)農業実践、(5)小集団での協働体験、を柱とする体系化を試みた。
食生活改善は生活習慣病を予防し、適切に組み合わされた農作業は運動機能を回復させ、アグリセラピーの心理効果を心理テストによりある程度評価できること、農業実践は自然と人間の交流体験であり、人間の自然性と共同性を回復させることを確認した。

自由記述の分野

農業経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

農業には食料供給だけでなく、人々の心身を癒やす効果があることについては、これまでも指摘されてきた。しかし、この心身治癒機能の利用法を「アグリセラピー」と命名し、これを(1)食養生、(2)運動療法、(3)心理療法、(4)農業実践、(5)小集団での協働体験、の5つの柱で体系化し、その有効性を体系的に評価したものは本研究が初めてである。またアグリセラピーを契機とした自然と人間の共生、社会と個人の共生を基盤とした共生福祉社会の構築を構想したのも本研究が初めてであり、より豊かな福祉社会を実現させる上で有意義な知見を提供している。

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公開日: 2021-02-19  

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