持続可能な開発目標(SDGs)など、世界的な環境問題への関心が高まっており、ポストハーベスト工学分野においても環境負荷の低減を踏まえたプロセスの構築が重要となっている。本課題で得られた研究成果は、エネルギーを消費することがあたり前であった農産食品加工プロセスに一石を投じ、学術面のみならず、社会的要請に沿った研究成果が得られたと考えられる。今後は、加熱、濃縮、鮮度保持、冷凍など様々な農産食品加工プロセスにおいても環境負荷低減と高付加価値化を同時に考慮した新たな最適システムの開発が期待され、実用面での貢献は大きいと考えられる。
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