瀬戸内海島しょ部にある果樹園での使用を目指した収穫支援ロボットの開発を行った.安価な3Dプリンタ素材(ABS樹脂)を用いたリフレクタを製作し,そのリフレクタ表面に導電性のアルミ箔を張り付け,XBeeによる電波強度測定実験を行った.その結果製作したリフレクタによって,送信器と受信機との角度・距離の変化でRSSI値が変化することを確認し,製作したリフレクタによる位置推定の可能性が示された. また,ロボットが運搬する果実のモノレールへの移し替えは,果実の入ったコンテナごと移し替える方法に変更し,水平な環境で15 kg のおもりの入ったコンテナをモノレール荷台に移し替えることに成功した.
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