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2019 年度 研究成果報告書

牛寄生Eimeria属原虫の種識別法の開発と牛コクシジウム症診断への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17K08073
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 獣医学
研究機関岩手大学

研究代表者

板垣 匡  岩手大学, 農学部, 教授 (80203074)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード牛コクシジウム症 / nested multiplex PCR / Eimeria / 種識別
研究成果の概要

本研究では、日本における牛寄生Eimeria属原虫の種識別法を開発し、牛コクシジウム症の新たな診断法を確立することを目的とした。牛寄生Eimeria属原虫10種(E. cylidrica、E. subspherica、E. wyomingensis、E. auburnensis、E. ellipsoidaris、E. zuernii、E. alabamensis、E. bovis、E. bukidnensis、E. canadensis)を識別し、 複数種の同時検出も可能なnested multiplex PCR法の開発に成功した。

自由記述の分野

寄生虫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

牛のコクシジウム症はEimeria属原虫の感染に起因し、世界の畜産業に甚大な経済損失を与えている.その診断には糞便中オーシストの検出とその形態的種同定が求められる。しかし、検査には寄生虫学的熟練と時間を要し、新たな検査法の開発が望まれている。本研究では、牛寄生Eimeria10種を遺伝子領域のDNA塩基配列の違いで識別できることを明らかにし、 複数種の同時検出も可能なnested multiplex PCR法の開発に成功した。これにより、特別知識を要しないPCR検査法で牛のコクシジウム症を診断することが可能になった。

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公開日: 2021-02-19  

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