今後の研究の推進方策 |
平成30年度は、メダカにおいて精巣病変を誘発するカドミウムおよびメトトレキサートの血液中および精巣組織中濃度を液体クロマトグラフ質量分析法にて測定する。メダカにおける精巣毒性誘発濃度とげっ歯類における精巣毒性誘発濃度を比較することにより、メダカとげっ歯類における精巣毒性物質に対する感受性を比較検討する。また、精巣構成細胞特異的因子 (精子細胞:TP1, TP2, 精母細胞:TH2B, P19, 精原細胞:Oct3/4, セルトリ細胞:FSHR, ライディッヒ細胞:LHR)およびアポトーシス関連因子 (Bax, Bad, Bid, Bik, Bim, Bcl-2, Bcl-XL, Fas)の発現動態を経時的に定量解析することにより、当該メダカ精巣障害の発症・進展機構における当該因子発現の意義を解明する。
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