サルにおけるレストンエボラウイルス(REBOV)感染実態を解明するための基盤技術の確立を目的として、フィリピンのREBOV感染サルにおけるウイルス遺伝子解析を行い、REBOV特異的な遺伝子領域を標的としたプライマー・プローブの設計をした。これを用いたリアルタイムPCR法を開発し、その有用性をフィリピンのREBOV感染サル組織から抽出したRNAを用いて検証した。REBOVのNPに特異的なモノクローナル抗体を用いた競合ELISAによる、血清抗体検出法を確立した。さらに、GPに対するモノクローナルを作製するための、GP発現系の開発を行った。
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