研究課題/領域番号 |
17K08109
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研究機関 | 酪農学園大学 |
研究代表者 |
山下 和人 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (60244844)
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研究分担者 |
伊丹 貴晴 酪農学園大学, 獣医学群, 助手 (90724203)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 輸液反応性指標 / 脈波変動率 / 一回拍出量変動率 / 脈波変動指数 / 猫 |
研究実績の概要 |
本研究では、犬猫の集中治療や麻酔管理に利用できる動物に優しく獣医師に易しい輸液反応性指標の確立を目指し、非侵襲的な循環血液量の指標である脈波変動指数(PVI)について、H29年度に犬においてその信頼性と輸液反応性の明確な判断基準(カットオフ値)を基礎的に検討した。 H30年度-令和元年度には、猫においてPVIの信頼性と輸液反応性の明確な判断基準(カットオフ値)について基礎的に検討を進めた。しかしながら、研究代表者が令和元年9月に左脳出血で入院治療となったことから、補助事業期間を令和2年度まで延長した。研究代表者は令和2年5月まで休職予定であり、復職後に研究を進める予定である。 H30年度-令和元年度に進めた研究成果に関して、第100回日本獣医麻酔外科学会(令和2年6月, 大宮)に「猫の前負荷増大モデルにおける輸液反応性動的指標の検討」と題した口頭発表を実施予定であったが、政府の緊急事態宣言を受け開催中止となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者は左脳出血の入院治療で令和2年5月まで休職予定であり、復職後に研究を進める予定である。本附属動物医療センターの集中治療科ならびに麻酔科の犬猫臨床例を対象に、集中治療あるいは麻酔管理における循環モニタリングにPVIを臨床応用し、基礎的検討で決定した輸液反応性指標としてのカットオフ値の精度を確定する。
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今後の研究の推進方策 |
本附属動物医療センターの集中治療科ならびに麻酔科の犬猫臨床例を対象に、集中治療あるいは麻酔管理における循環モニタリングにPVIを臨床応用し、基礎的検討で決定した輸液反応性指標としてのカットオフ値の精度を確定する。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和元年度には、研究代表者の病気治療休職で直接経費398,478円の残額が発生した。本残額に関しては、令和2年度まで延長した補助事業期間で支出する予定である。
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