研究課題/領域番号 |
17K08133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
曹 麗琴 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 助教 (60399475)
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研究分担者 |
クレウエ・ネベニウス ダニエラ 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 研究員 (60737667)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 先天的恐怖 / 恐怖感情 / 精神疾患 |
研究成果の概要 |
恐怖感情制御の分子機構を解明するため、フォワード・ジェネティクスにより捕食者の匂いによって誘発される恐怖反応に関する2つの変異を同定した。一方は先天的恐怖反応の減少を導くTrpa1遺伝子の劣性変異、他方は異常な恐怖反応(ジャンプを行う表現型:ポップコーン変異)を導く優性変異である。また、生化学、細胞学など様々な手法により、Trpa1が捕食者の匂いに関する化学センサーとして機能することを明らかにし、Trpa1を発現する三叉神経節ニューロンは、捕食者の匂いによって誘発される先天性の恐怖行動に重要な役割を担うことを実証した。ポップコーン変異はマウスに統合失調症のような行動を引き起こすことも分かった。
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自由記述の分野 |
動物生命科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
We established the first forward genetics screen to uncover the molecular mechanism of fear, a basic emotion that is inextricably linked with mental health. The results have the potential to contribute greatly to developing medicines and therapeutic interventions for fear-related mental disorders.
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