研究課題/領域番号 |
17K08195
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
杉田 護 名古屋大学, 情報学研究科, 招へい教員 (70154474)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 葉緑体 / 転写後制御 / PPRタンパク質 / RNAスプライシング / RNA安定性 / ヒメツリガネゴケ / シロイヌナズナ |
研究成果の概要 |
葉緑体は光合成や様々な物質生産を行う植物に特有の細胞小器官である。葉緑体は独自のゲノムと遺伝子発現システムを持つが、葉緑体遺伝子の発現は転写後のRNAレベルで強く制御されている。この転写後制御に核ゲノムコードのタンパク質因子が働くがその分子機能については未解明である。本研究ではモデル植物として優れた特性を持つヒメツリガネゴケとシロイヌナズナを用いて、葉緑体遺伝子発現の転写後制御に働く新規のタンパク質因子の分子機能を明らかにした。
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自由記述の分野 |
植物オルガネラ分子生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:葉緑体の遺伝子発現の仕組みを解明するため、原始的な系統に属するコケ植物を主に用いて、葉緑体遺伝子の発現制御の要となるRNA結合タンパク質ファミリーの新しい役割を明らかにした点で学術的な意義が大きい。 社会的意義:本研究の成果は、光合成機能の強化や植物の生産性を増大する基盤となるもので、農業分野や持続可能な開発目標の分野における波及効果が期待される。
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