研究成果の概要 |
本研究では, 主として,podocyte 機能における p53 の役割の解明を行うことし, in vitro およびin vivoモデルでの種々の検討を行なった. in vitroモデルでの検討の結果,Podocyte に分化させたマウス podocyte 細胞株(MPC-5)に 対するp53 安定化剤Nutlin-3α の処理は,p53 の標的遺伝子である p21 およびpodocyte の機能遺伝子の発現量を有意に上昇させた.一方, in vivoでは,ネフリン障害型ネフローゼ症候群モデルマウスの作製に成功したが,p53のKOマウスによって病態に変化は認められなかった.
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