抗マラリア原虫活性指標に微生物培養液のスクリーニングを行い選択した糸状菌3株(以下、FKI-7019株, A株およびB株)について検討を行った。その結果、新規の抗マラリア活性物質としてFKI-7019株から直鎖状リポペプチド2種(kozupeptinと命名)、A株から環状テトラペプチド系化合物2種、B株からヘテロ複素環系化合物2種を発見した。また抗リーシュマニア原虫活性評価系についても単品化合物ライブラリーを用いたスクリーニングを行い、既知3化合物が皮膚リーシュマニ ア原虫に対して活性を示すことを見出した。
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