ビタミンD受容体のコファクターペプチドを、マイクロウェーブを用いた固相法により、網羅的に合成した。合成した15種類のコファクターペプチドのうち、コアクチベーター由来のSRC2-2とRIP140-5で、ビタミンD受容体リガンド結合ドメイン (VDR-LBD) との複合体の結晶構造解析に成功した。さらに、表面プラズモン共鳴法により、RIP140-5は、これまで結晶化に汎用されてきたDRIP205-2よりも強いVDR-LBD親和性を示すことを明らかにした。コリプレッサーペプチドについては、13残基から19残基にすることでVDR-LBDに対する親和性を向上させることに成功した。
|