シード化合物であるHUH015よりin vitro酵素阻害活性およびDU145細胞増殖抑制活性が10倍程度強い化合物を見出し、ラット肝ミクロゾームであるS9mixを用いた代謝安定性の検討、経口吸収性も測定し、HUHS015より10倍程度強い化合物を見出した。さらにxenograftモデルでの評価を行い、10、32 mg/kg皮下投与により有意に腫瘍体積増加抑制が認められる化合物を見出した。またホルモン非依存性前立腺がんの第一選択薬であるドセタキセル(2.5 mg/kg、s.c.、once/week)との経口或いは皮下投与により、ドセタキセルよりもやや強力な腫瘍体積増加抑制作用が認められた。
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