CYP3A4基質の経口バイオアベイラビリティと相互作用を定量的に予測するモデルとして我々が確立したITAM-PKモデルを用いて、CYP1A2の基質であるチザニジンとテオフィリンの経口バイオアベイラビリティを定量的に予測可能であることが示された。一方、CYP1A2基質であるチザニジンと、CYP1A2阻害薬であるフルボキサミンおよびシプロフロキサシンの相互作用をITAM-PKモデルで予測したところ、フルボキサミンとの相互作用は良好に予測できたが、シプロフロキサシンの相互作用の予測性は低く、シプロフロキサシンの阻害様式または細胞内動態をさらに検討する必要性が示された。
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