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2017 年度 実施状況報告書

メタボローム解析を用いた膵癌の抗がん剤感受性予測と個別化治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 17K08427
研究機関東京医科大学

研究代表者

細川 勇一  東京医科大学, 医学部, 兼任助教 (50438066)

研究分担者 砂村 眞琴  東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (10201584)
永川 裕一  東京医科大学, 医学部, 准教授 (20349484)
杉本 昌弘  東京医科大学, 医学部, 教授 (30458963)
土田 明彦  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (50207396)
糸井 隆夫  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (60338796)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード膵癌の治療成績向上
研究実績の概要

難治性癌である膵癌の治療は、外科的切除に加えて術前治療や術後補助療法などの抗癌剤を中心とした集学的治療により、その治療成績は向上してきている。しかし一方で、術後補助化学療法中にもかかわらず、術後早期に再発する症例の予後は極めて不良である。また、切除不能症例においても抗癌剤の効果が低い症例の予後は来分けて不良である。そのため、各個人の抗癌剤に対する感受性を踏まえた個別化治療が必要である。本研究は、膵癌に対する抗癌剤治療の感受性と治療効果を判定するバイオマーカーの探索を、非侵襲的に採取可能な唾液、血液、尿を検査材料として、代謝物を網羅的に測定するオミックス解析技術の一つであるメタボローム解析を用いて行う研究である。更にバイオマーカーの候補となる物質群と、画像情報、臨床情報との組み合わせにより各種抗癌剤の治療効果を比較検討する予定である。申請者らは既に、非侵襲的に採取可能な唾液を対象としたメタボローム解析による膵癌診断法を開発し、特許申請により実用化に向けての一歩を踏み出している。よって、本研究では、唾液、尿、血液を検査材料とした抗癌剤治療の感受性予測法を実現化し、テーラーメード治療や患者への説明に利用可能なシステムの開発を最終的には目指している。研究計画では、平成29年度は倫理委員会の申請を行い、申請承認後、膵癌患者からの検体採取、メタボローム解析を行う予定であったが、倫理委員会の承認がまだされておらず、承認され次第、早急に開始予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

倫理委員会の申請手続きが遅れているため。

今後の研究の推進方策

研究計画では、平成29年度は倫理委員会の申請を行い、申請承認後、膵癌患者からの検体採取、メタボローム解析を行う予定であったが、倫理委員会の承認がまだされておらず、承認され次第、早急に検体採取、メタボローム解析を開始予定である。

次年度使用額が生じた理由

倫理委員会の承認がまだされておらず、検体採取、メタボローム解析が行われていない状況である。そのため、実験が始められておらず、次年度使用額が生じた。平成30年度にメタボローム解析に必要な、キャピラリー消耗品、サンプル前処理用消耗品、メタボローム解析用試薬、唾液採取用消耗品の購入に使用する予定である。

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公開日: 2018-12-17  

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