今後の研究の推進方策 |
2019年度の研究計画・方法は、以下の通りである。 がん転移モデルマウスを用いて、担癌期間0, 7, 14, 21日目に採血・採尿を行い、血清及び尿よりエクソソームを回収する。採血、採尿を行った同一個体のマウスに対し、蛍光標識した各種エクソソームを尾静脈投与し、エクソソーム自体の肺への集積性を分子イメージング装置により評価する。以上の結果と担癌期間に伴い変化するエクソソームに含まれるタンパクと肺への集積性との関連性を検討する。さらに、エクソソームを肺に誘導する関連タンパクを抽出し、エクソソームの最適抽出タイミングを予想し、自己エクソソーム製剤を用いた転移抑制治療の有用性について検討する。
|