研究課題/領域番号 |
17K08484
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
玉那覇 民子 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (50791844)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 2型糖尿病 / GLP-1 / 心磁図 / ANP3分子型 / 心血管疾患 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は糖尿病患者でのGLP-1治療の心血管イベントに対する有用性を刺激伝導系への作用を中心に検討することである。同時にANP3分子系などの血液マーカーの意義も同時に検討することにしている。今年度は研究開始に際して、今後の研究の発展も念頭に、本研究で採取したサンプルを国立循環器病研究センターのバイオバンクに登録しながら研究計画を採用した。国立循環器病研究センターバイオバンクは循環器病を中心とした重要疾患に関する包括的研究同意を取得しており、国立循環器病研究センターでの倫理審査で承認が得られればその試料は様々な研究に利用できる。今年度は、個人情報保護法の改正に対応して、バイオバンク同意を取得して研究を行う計画書の作成・試料収集体制の構築を行い、国立循環器病センター倫理委員会において承認を得、患者登録を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
包括的研究同意であるバイオバンク同意を取得し試料を収集し、試料及び情報をバイオバンク管理としながら研究を遂行するシステム構築に時間を要したが、研究計画の倫理承認が得られ、患者登録が始まっている。
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今後の研究の推進方策 |
患者登録と同時に心磁図の解析によりGLP-1の心房内興奮伝導と心拍、心機能について解析する。また心磁図とANP3分子型の結果についての解析を行い、GLP-1の心機能改善機序を解明する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究登録の開始が遅れたが、今後は目標症例数の研究のため、検査試薬、キットの購入および検査費用、消耗品の購入により前年、次年度の費用を使用する予定である。
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