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2018 年度 実施状況報告書

GLP-1の心機能への影響=心磁図を用いた刺激伝導系での解析を中心に=

研究課題

研究課題/領域番号 17K08484
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

玉那覇 民子  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (50791844)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード2型糖尿病 / GLP-1 / 心磁図 / ANP3分子型 / 心血管疾患
研究実績の概要

本研究の目的は糖尿病患者でGLP-1治療の心血管イベントに対する有用性を刺激伝導系への作用を中心に検討することである。同時にANP3分子系などの血液バイオマーカーの意義も同時に解析することにしている。昨年度は個人情報保護法の改正に対応した国立循環器病研究センターバイオバンクの倫理審査の承認を要した。
目標登録症例60例であり、今年度29例の症例登録をおこなった。登録症例の平均年齢:66.8±12.5歳、M:F 22:7、HbA1c:8.8±1.9%。糖尿病治療薬はインスリン10%、SU 55%、BG 38%、αGI 17%、TZD 17%、DPP4 72%、SGLT2 21%であった。GLP-1導入前後の脈拍は70.5±12.7bpm→77.4±10.2bpmであり、これまで報告されているように、心拍数の増加が認めらた。今後心磁図やバイオマーカーも含めた解析の予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

前年度の包括的研究同意であるバイオバンクシステムの構築のため患者登録開始が遅れた。今年度より患者登録を開始している。目標症例60例中今年度で29例登録達成し、次年度には、目標症例の登録が見込める。

今後の研究の推進方策

引続き患者登録を行う。同時に心磁図、ANP3分子型のバイオマーカーについても解析を行い、GLP-1の心機能改善機序を解明する。

次年度使用額が生じた理由

研究登録を開始しており、今後目標症例数の研究継続のため、キット、消耗品の購入を予定している。また研究登録完了時施行の検査の検査試薬および検査費用を次年度に使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Effect of tofogliflozin on cardiac and vascular endothelial function in patients with type 2 diabetes and heart diseases: A pilot study2019

    • 著者名/発表者名
      Tochiya, Mayu; Makino, Hisashi; Tamanaha, Tamiko; Matsuo, Miki; Hishida, Ai; Koezuka, Ryo; Ohata, Yoko; Tomita, Tsutomu; Son, Cheol; MIyamoto, Yoshihiro; Yasuda, Satoshi; Hosoda, Kiminori
    • 雑誌名

      Journal of Diabetes Investigation

      巻: in press ページ: in press

    • 査読あり
  • [学会発表] 2型糖尿病患者における糖尿病網膜症の進行度と拡張不全型心不全の2018

    • 著者名/発表者名
      橡谷真由、松尾実紀、河面恭子、肥塚諒、大畑洋子、玉那覇民子、野口倫生、冨田努、槇野久士、孫徹、細田公則
    • 学会等名
      2018年 日本糖尿病学会総会

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公開日: 2019-12-27  

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