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2019 年度 研究成果報告書

LC3ノックアウトマウスにおける脂質代謝

研究課題

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研究課題/領域番号 17K08515
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関鹿児島大学

研究代表者

柴田 昌宏  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10343253)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードLC3
研究成果の概要

オートファジーは細胞内の大規模な分解系である。LC3はオートファゴソーム膜上に局在することから、オートファジーのマーカータンパクとして知られている。LC3は脂質代謝にも関与することから、本研究ではLC3ノックアウトマウスを用いて、脂質代謝に関与する機構を明らかにすることを目的とした。LC3ノックアウトマウスは、高脂肪食を与えると脂肪組織の形成が抑制され、初代線維芽細胞を脂肪細胞へ分化させると、脂肪滴形成が抑制された。オートファジー亢進モデルであるカテプシンD欠損マウスと交配させてもオートファジーが抑制されなかったことから、LC3が他の分子で代償されている可能性が示唆された。

自由記述の分野

解剖学

研究成果の学術的意義や社会的意義

オートファジーは細胞内の大規模タンパク分解系として知られている。今回LC3欠損マウスを用いることで、LC3が脂肪代謝に関与していることを示した。この結果には、脂質代謝のメカニズム解明という学術的意義があるだけでなく、脂質異常症の治療において貢献できるという臨床的な意義もある。さらに、オートファジー亢進モデルであるカテプシンD欠損マウスを交配させてもオートファジーが抑制されないことは、他の分子によってLC3が代償されていることを示し、細胞生物学の分野にとっても非常に意義深い結果である。

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公開日: 2021-02-19  

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