研究課題/領域番号 |
17K08552
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 自治医科大学 (2018-2020) 大阪医科大学 (2017) |
研究代表者 |
中條 浩一 自治医科大学, 医学部, 教授 (80390699)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | イオンチャネル / KCNQ1チャネル / 複合体 / ゼブラフィッシュ / 修飾サブユニット / KCNEタンパク質 / 電気生理学 / イメージング |
研究成果の概要 |
生体内でのKCNQ1チャネルの機能を明らかにする目的で、KCNQ1と修飾サブユニットKCNE遺伝子を同定、単離した。その中のKCNE3のオーソログと思われた遺伝子が、実はまったく新しいKCNE遺伝子であることが判明した。この新規遺伝子が実際にKCNQ1チャネルの修飾サブユニットとして機能していることを電気生理学的解析により確認した。この遺伝子を含むKCNQ1関連遺伝子にGFPをつなげたものを発現するトランスジェニックゼブラフィッシュを現在作成中である。 KCNE3がKCNQ1を常時開状態にするメカニズムについて、KCNE3とKCNQ1の相互作用に関わるいくつかの重要なアミノ酸を同定した。
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自由記述の分野 |
分子生理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
KCNQ1は心臓、内耳、腎臓、膵臓、胃腸、気管支の上皮細胞など、体中のあらゆる場所に発現する、生理学的に非常に重要なイオンチャネルである。実際、不整脈、難聴、糖尿病などの疾患との関連が知られている。KCNQ1は体の各部位で異なるKCNEサブユニットと複合体を作っていることがしられており、その発現部位、複合体構成を知ることは、KCNQ1チャネルをターゲットとした創薬研究などにおいて重要な意味を持つ。
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