| 研究課題/領域番号 |
17K08579
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| 研究機関 | 中京大学 |
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研究代表者 |
松本 孝朗 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (60199875)
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| 研究分担者 |
山下 直之 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 助教 (70800738)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | 熱中症予防 / マラソン / 競歩 / 観客、スタッフ、ボランティア / 湿球黒球温度 / 日本医師会 / オリパラ組織委員会 / 東京都知事 |
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| 研究実績の概要 |
2017年、2018年夏に延べ15日間、2020東京オリンピック・マラソンコース、１km毎の地点で1分毎のWBGT、黒球温、気温、相対湿度を実測し、「WBGT（時間×位置）マッピング」を作成した。その結果から、「マラソンのスタート時間の繰上げ」と「競歩の時間変更や天幕設置」の必要性を、日本体育学会、日本生気象学会にて「提言」するとともに、その実現へ向け、都医師会・日本医師会の協力の下、オリパラ組織委員会（森喜朗会長）、櫻田オリパラ担当大臣、小池東京都知事との面談の上、説明を行った。2019年4月の「マラソンの6時スタート（1時間繰上げ）」、「競歩の5時半スタート（30分繰上げ）」が発表され、さらに10月にIOCが「マラソンと競歩」の札幌開催を決定するに至った。これらの決定には、日本陸連、世界陸連の医事委員会を通じて、提出した本研究成果も貢献したと自負するところである。2019年度の学会では、競歩コース上への天幕設置の必要性および札幌開催のマラソンのWBGT推定値を示し、札幌開催の正当性を示した。
2020年初頭のコロナ禍の影響により、本研究のまとめのため意見交換、情報収集の場と位置付けていた2020年2-3月の学会が中止となったため、1年間の研究期間延長の手続きを行った。さらに2020年度においても、コロナ禍の影響により十分な研究活動が行えず、さらに1年間の延長の手続きを行った。研究成果の一部は、雑誌「Temperature」、「日本生気象学会雑誌」に掲載された。また、本研究の成果の主要部分は日本生気象学会雑誌に投稿へ向けて準備中である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
理由
2019年度末での研究完成を予定していたが、2020年初頭の新型コロナウイルス禍の影響により、本研究のまとめのため意見交換、情報収集の場と位置付けていた2020年2-3月の学会が中止となったため、1年間の研究期間延長の手続きを行った。さらに2020年度においても、コロナ禍の影響により十分な研究活動が行えず、さらに1年間の延長の手続きを行った。研究成果の一部は、雑誌「Temperature」、「日本生気象学会雑誌」に掲載された。また、本研究の成果の主要部分は日本生気象学会雑誌に投稿へ向けて準備中である。
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| 今後の研究の推進方策 |
2020年2-3月の学会が中止となったため、1年間の研究期間延長の手続きを行った。さらに2020年度においても、コロナ禍の影響により十分な研究活動が行えず、さらに1年間の延長の手続きを行った。研究成果の一部は、雑誌「Temperature」、「日本生気象学会雑誌」に掲載された。また、本研究の成果の主要部分は日本生気象学会雑誌に投稿へ向けて準備中である。2021年度は、研究のまとめのための意見交換、情報収集および研究成果の公表（論文執筆）を行う。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
2020年度7月頃に研究活動が再開可能となり、近隣自治体において、WBGTの実測を行った。本研究の主要な研究機器であるWBGTの経年劣化がみられたため、8月頃に追加購入を希望したが、特注品のため2020年度中の納品は不可。2021年春以降の発注、納品の見込みとなった。
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