Id2/3欠損マウスのTreg細胞における遺伝子発現とオープンクロマチン解析から、エフェクターTreg細胞で高発現するエフェクター分子のいくつかがE/Id 蛋白によって発現調節されている可能性が示唆された。その1つのCXCR5 遺伝子座に着目し、ゲノム相互作用を検討すると、生理的状態でも遺伝子座自体はactive compartmentに入っており、Idはゲートキーパーとして機能することが示唆された。 また、Id2/Id3 flox Foxp3Cre/Foxp3DTRを作成して解析し、成獣期におけるId2/3による Treg細胞の機能制御が全身性の炎症抑制に必須であることを明らかにした。
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