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2018 年度 実績報告書

2型糖尿病の膵β細胞機能不全における新たな発症メカニズムの解明と原因療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 17K08652
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

金木 正夫  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (10769615)

研究分担者 篠崎 昇平  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (40622626)
谷岡 利裕  昭和大学, 薬学部, 准教授 (80360585)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワード2型糖尿病 / β細胞 / 慢性炎症
研究実績の概要

本申請研究期間内に、遊離脂肪酸や炎症反応がiNOSを介して膵β細胞機能不全を惹き起こすメカニズムを解明する予定であったが、体調不良に伴う長期入院のため研究継続が困難となった。そのため、2型糖尿病における膵β細胞機能不全について、マウスモデル、単離ラ氏島、膵β細胞株を用いた、これまでの知見から推測された仮説の検証は、東京医科歯科大学の篠崎昇平非常勤講師、および昭和大学の谷岡利裕准教授らへ引継ぎ、予定した研究を継続した。予定していた以下4つの仮説(1.遊離脂肪酸や炎症性サイトカインによる膵β細胞機能不全は、iNOS阻害により予防できること。2.iNOSはS-ニトロソ化を介してGSK-3βを活性化させること。3.β-カテニンと結合して転写因子として機能するTCF7L2はPDX1の転写を増加させること。4.iNOSはGSK-3βによるβ-カテニンのリン酸化を介してTCF7L2の転写活性を低下させること。5.S-ニトロソ化蛋白を減らすS-ニトロソグルタチオン還元酵素(GSNOR)には膵β細胞機能不全を防ぐ作用があること。)については予定の半分を遂行できたが、研究成果をまとめるまでには至らなかった。

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公開日: 2021-01-27  

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