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2019 年度 研究成果報告書

細胞外NADシグナルによるマラリア感染防御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K08653
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 病態医化学
研究機関富山大学

研究代表者

中川 崇  富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (40610374)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードマラリア / NAD代謝
研究成果の概要

本研究課題では、マラリア感染の初期段階において赤血球から放出されたNADが細胞外シグナル伝達物質として作用し、マラリア感染防止に働いているという仮説をにもとづき、細胞外NADシグナルがどの様にマラリア感染防御機構に関与しているのかを解明することを目的とした。その結果、マラリア感染により、NAD合成経路のうち、Preiss-Handler経路が活性化していることが解った。また、NADは細胞外においてマクロファージに作用し、様々な炎症性サイトカインを放出させることが解った。しかしながらマクロファージの活性化にはTLR4は関与しておらず、別経路での活性化機構が存在していることが示唆された。

自由記述の分野

薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マラリアは現在においても年間2億人の人々が感染し、発展途上国を中心として100万人の死者を出す原虫感染症である。そのため、より効果的な治療薬の開発が望まれている。本研究は、マラリア感染においてNAD代謝が関与していることの一端を明らかにした研究であり、NAD代謝がマラリア治療の新たなターゲットとなることが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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