今後の研究の推進方策 |
PS1 cKO iPS細胞の作製については、現在得ているヘテロ接合のクローンからホモ接合のクローンの作製を行う。PS遺伝子変異(PS1 M146L, A246E, L286V, PS2 N141Iなど)を持つ家族性アルツハイマー病患者由来iPS細胞について、複数の共同研究先より入手し、iPS細胞の樹立を行う。PS1 cKO、及びPS変異iPS神経細胞でのプレシナプス機能の電気生理学的特性、カルシウム蛍光指示薬を用いたカルシウムイメージングの検討を開始する。さらに、PS/ γセクレターゼ複合体を特異的に認識し、内在レベルで免疫染色に使用可能なA5226A抗体を用いて、ヒト神経細胞でのγセクレターゼ複合体とSNARE/SM複合体との局在を検討する。電気生理学的手法などの実験は慶應義塾大学内外の専門家との共同研究を模索している。
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