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2019 年度 研究成果報告書

病態特異的ヒストンメチル化制御異常の造血器腫瘍における役割

研究課題

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研究課題/領域番号 17K08679
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 病態医化学
研究機関近畿大学

研究代表者

上田 健  近畿大学, 医学部, 准教授 (60585149)

研究分担者 金井 昭教  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (60549567)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードエピジェネティクス
研究成果の概要

KDM4B (Lysine demethylase 4B)はKDM4ヒストン脱メチル化酵素ファミリーに属するタンパク質であり、エピゲノム制御に機能する。私達は、成人急性骨髄性白血病 (AML)の5-10%を占める8;21染色体転座AMLではKDM4Bが高発現していることに着目し、ヒト細胞株および遺伝子欠損マウスを用いて、KDM4Bの白血病における役割を解析した。その結果、KDM4Bはエピゲノム制御を介し、8; 21 染色体転座と協調して白血病の病態を促進させることが示された。

自由記述の分野

医歯薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題では、ヒストン脱メチル化酵素KDM4Bが特定の染色体異常を有するAMLで発現上昇を認めることに着目し、本因子がクロマチンの構造変化を介して、AMLの病態を促進させることを示した。本研究により、AMLの病態に促進的に働くエピゲノム制御機構の一端が明らかとなった。

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公開日: 2021-02-19  

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