現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
以下のように解析結果が得られた。右側 MSS 型癌に KRAS 変異の頻度が高く、左側 MSS 型癌に TP53 変異が多かった。DNA メチル化解析では両群間とも中から低メチル化状態が多かった。CNA 解析では左側 MSS 型癌では、CN gain が多数の染色体に高頻度に生じ、CN gain の 長さが有意に長かった。また、左側 MSS 型癌では 9q、10q、12q の CN gain が有意に高く、右側 MSS 型癌では 3p、16p の CN LOHが有意に高かった。研究成果については”Takahashi Y, Sugai T, Habano W, Ishida K, Eizuka M, Otsuka K, Sasaki A, Takayuki Matsumoto, Morikawa T, Unno M, Suzuki H. Molecular differences in the microsatellite stable phenotype between left-sided and right-sided colorectal cancer. Int J Cancer. 2016;139:2493-501.”に受理された。
|