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2019 年度 研究成果報告書

ゲノム医療に向けたメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患の発症予測遺伝子多型の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 17K08734
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部)

研究代表者

星田 義彦  独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部), その他部局等, 医長 (40324777)

研究分担者 徳永 勝士  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, ゲノム医科学プロジェクト 戸山プロジェクト長 (40163977)
大島 至郎  独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部), その他部局等, 部長 (50362728)
佐伯 行彦  独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部), その他部局等, 部長 (40240840)
當間 重人  独立行政法人国立病院機構東京病院(臨床研究部), 臨床研究部, 院長 (50207528)
古川 宏  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (00372293)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードRheumatoid arthritis / Methotrexate / LPD / Malignant lymphoma / MTX-LPD / GWAS / SNPs / Japonica array
研究成果の概要

近年のメトトレキサート(MTX)の普及とともにメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)の発生が増加しており、これが日常の関節リウマチ(RA)診療における解決すべき課題の一つとなっている。本疾患は薬剤関連疾患であることより、発症や病態に宿主側の遺伝子多型(SNP)が関与することが予想される。
本研究において、私共は全国35施設の研究参加施設における計238症例のRA患者に発生したLPD症例を収集し、日本人に適したジャポニカアレイを用いたGWAS解析を実施した。その結果ゲノム有意水準を上回った29個のSNPを同定し、現在それらにつき機能解析を行なっている(詳細未発表)。

自由記述の分野

血液病理

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、MTX-LPDに関連する遺伝子およびその遺伝子多型を同定し、日常RA診療において、その遺伝子多型を有するRA患者にMTXを投与回避することにより MTX- LPDの発症を未然に防止することである。これにより、今後の日常RA診療にて個別化医療に有用な指標となることが期待できる。さらに、MTX-LPDをはじめとする悪性リンパ腫の発症メカニズムの解明につながることが期待できる。また、MTX 適正使用ガイドライン等に有用な指標の提供、MTX-LPDの発症数減少による医療費の削減、発症メカニズムに対応した治療薬の開発により、社会的にも貢献できると考える。

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公開日: 2021-02-19  

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