• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

ドミノ移植関連医原性FAPのアミロイド伝播機構解明と予防法の確立

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K08739
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関信州大学

研究代表者

矢崎 正英  信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (70372513)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードアミロイドーシス / トランスサイレチン / 家族性アミロイドポリニューロパチー / ドミノ肝移植
研究成果の概要

ドミノ肝移植における最大の問題点である医原性(伝播性)アミロイドーシスの沈着の早期段階における分子病態について病理学的・生化学的解析を行った。ドミノレシピエント8名の早期アミロイド病変を、laser microdissection (LMD)を用いたプロテオーム解析法で解析した。沈着アミロイドの多くが変異型トランスサイレチンで構成されていた。また我々の解析では、通常の病理検査では、ドミノ関連アミロイドーシスの早期病変が見逃されている可能性も明らかになった。

自由記述の分野

神経内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、従来のアミロイド抽出法では解析できなかったドミノ移植関連アミロイドーシスの沈着超早期段階でのアミロイド蛋白とその付随蛋白を、LMDを用いて解析し、経時的なアミロイド沈着動態を早期段階から明らかにしたこと、また予想通りの結果であったが、変異型TTRがまず最初に核としてアミロイドを形成する点を明らかにしたことである。FAP患者や、老化に伴い野生型TTRが沈着する老人性全身性アミロイドーシス(SSA)では、発症前に組織生検をする機会は皆無であり、実際のヒト組織における沈着(超)早期段階での解析では、本研究は世界初となる。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi