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2019 年度 研究成果報告書

ランゲルハンス細胞組織球症―次世代シーケンサーを用いた新規バイオマーカーの解析―

研究課題

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研究課題/領域番号 17K08743
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関高知大学

研究代表者

村上 一郎  高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 教授 (80548701)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードランゲルハンス細胞組織球症 / RNA-Seq
研究成果の概要

ランゲルハンス細胞組織球症(以下 LCH)亜型間血清RNA解析では、造血器系の分化に関連する転写因子KLF1、GATA-1、LYL1(lymphoblastic leukemia associated hematopoiesis regulator 1)、Ⅰ型インターフェロンによって誘導されるIFI27 (Interferon alpha-inducible protein 27)に発現の差異が見出された。
これらは、腫瘍性疾患等で、差異が見出されており、腫瘍細胞の増殖、浸潤に関連している事が明らかとなっており、これらの遺伝子発現上昇は、LCH亜型間の差異と関連している可能性があると思われる。

自由記述の分野

血液病理

研究成果の学術的意義や社会的意義

ランゲルハンス細胞組織球症(以下 LCH)の原因は確定しておらず、腫瘍性疾患なのか反応性疾患なのか未確定であり、ウイルス感染、先天異常等の様々な関与について研究がなされて来たが、我々は、LCHは腫瘍性疾患の性格を背景に有する反応性疾患である可能性のあるデータを得てきている。LCHに関する検討は、当初、LCH組織を用いたが、その後、患者血清のDNA、タンパク質解析(質量分析計)と進め、今回の検討では、血清RNAを用い、LCH亜型間で差異がある事を見出した。
これらのデータから、治療戦略として、腫瘍性疾患だけでなく、反応性疾患としての性格部分をターゲットにしたものが有効な可能性があると思われる。

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公開日: 2021-02-19  

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